ニュース速報
ビジネス

カナダ財政赤字、当初予想上回る 政府が中間見通し公表

2023年11月22日(水)08時23分

11月21日、カナダ財務省は中間財務報告で、財政赤字が3月時点の予想値を大幅に上回り、債務削減ペースも一段と緩やかになるとの見通しを示した。写真はフリーランド財務省。オタワで10月撮影(2023年 ロイター/Blair Gable)

Steve Scherer David Ljunggren

[オタワ 21日 ロイター] - カナダ財務省は21日に公表した中間財務報告で、財政赤字が3月時点の予想値を大幅に上回り、債務削減ペースも一段と緩やかになるとの見通しを示した。

金利が20年ぶり高水準となり、インフレ率も高止まりする中、トルドー政権に対する歳出削減圧力が高まっている。

アナリストは、住宅や温暖化対策補助金への歳出は最終的にはインフレ抑制に寄与するが、債務返済コストが急拡大する中で政府が十分な策を示していないことを懸念している。

2024/25年度の財政赤字は384億カナダドル、25/26年度は383億カナダドルと予想。3月時点予想ではそれぞれ350億カナダドル、268億カナダドルだった。

連邦債務の対国内総生産(GDP)比は24/25年度に2年連続で上昇し、その後に低下するが、低下する時期は従来予想よりも1年後ずれした。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EXCLUSIVE-習主席、ASEAN首脳会議欠席

ワールド

エリック・トランプ氏が9月訪日、メタプラネットの株

ビジネス

アングル:消費者の倹約指向で「内食」拡大、スーパー

ビジネス

独GDP、第2四半期は前期比-0.3%に下方修正 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精神病」だと気づいた「驚きのきっかけ」とは?
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    「このクマ、絶対爆笑してる」水槽の前に立つ女の子…
  • 6
    3本足の「親友」を優しく見守る姿が泣ける!ラブラ…
  • 7
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 8
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 9
    米軍が長崎への原爆投下を急いだ理由と、幻の「飢餓…
  • 10
    海上ヴィラで撮影中、スマホが夜の海に落下...女性が…
  • 1
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 6
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 7
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 9
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中