ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル/ユーロ小幅安、インフレ統計やFOMC待ち

2022年12月09日(金)08時04分

 12月8日、ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで小幅に下落した。金利上昇に伴う景気後退(リセッション)のリスクが意識される中、市場参加者は今後の米連邦準備理事会(FRB)の動きを見極めようとしており、慎重ムードが広がった。ソウルで2011年撮影(2022年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで小幅に下落した。金利上昇に伴う景気後退(リセッション)のリスクが意識される中、市場参加者は今後の米連邦準備理事会(FRB)の動きを見極めようとしており、慎重ムードが広がった。

来週はFRB、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行の主要3中銀の政策決定が控える。市場参加者はFRBが利上げ停止の準備を進めている兆候が示されるかを注目している。

ユーロ/ドルは0.5%高の1.0555ドル。ポンド/ドルは0.2%高となった。ドル/円はほぼ横ばい。主要通貨に対するドル指数は0.3%安。

投資家は9日発表の米卸売物価指数にも注目している。来週は13日に米消費者指数(CPI)が発表され、13─14日に連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。インフレ指標は市場の長期的な金融政策見通しを方向付ける可能性がある。

CIBCキャピタル・マーケッツの北米為替戦略部長、バイパン・レイ氏は近く発表される経済指標が「現在の大きな関心事であることに変わりはない。その後は、FRBが来週の会合で何を話し、何をするかで全てが決まる」と語った。

ドル指数は第4・四半期に入ってから6%超下落しており、リフィニティブのデータによると、2010年第3・四半期以来の大幅下落となる水準にある。

コーペイのチーフマーケットストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「インフレリスクが和らぎ、FRBの政策の予測可能性が高まるとともに、エネルギー価格は下落、地政学的緊張が緩和し、中国は経済再開に着手した。投資家は米国から他の割安な市場に資金を動かしている」と指摘した。

ただ、「これらの動きは来週に米インフレ指標が予想から上振れ、FRBが予想よりタカ派的姿勢を見せれば、急に止まる可能性がある」とした。

トレーダーはおおむね、FRBが来週に0.5%ポイントの利上げをすると見込んでいる。

ドル/円 NY終値 136.65/136.68

始値 136.79

高値 136.90

安値 136.32

ユーロ/ドル NY終値 1.0556/1.0558

始値 1.0506

高値 1.0564

安値 1.0507

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独バイエル、26年業績見通しで米関税の影響による修

ワールド

米イラン停戦合意、 トランプ氏は完全勝利と主張

ビジネス

アングル:スペースXの大型IPO、投資需要吸収され

ワールド

トランプ氏、ホルムズ海峡の船舶滞留問題で支援表明
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 5
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 8
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 9
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 10
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中