ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反落、米引き締め長期化の思惑で 半導体株安い

2022年12月07日(水)12時43分

 7日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比128円93銭安の2万7756円94銭と反落した。写真は東京証券取引所。2020年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 7日 ロイター] - 7日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比128円93銭安の2万7756円94銭と反落した。米金融引き締めが長期化するとの思惑がくすぶり出足から軟調で、特に値がさ株や半導体関連株の下げが相場の重しとなった。売りが一巡した後は、徐々に下げ幅が縮小。円安を支えとした輸出株や、原油価格の下落を好感した電力株の底堅さが目立った。

前日の米株市場では主要3指数はそろって下落、その流れを引き継いで日本株は200円超安で始まった。値がさ株のほか、前日上昇していた半導体株も軟調だった。

市場では半導体株について「半導体需要のピークアウト感は意識されているものの、どの程度が落ち込むか織り込み切れていない面もある」(国内運用会社)として、しばらく方向感が定まりにくいとの声も出ていた。

一方「ドル/円が円安方向に振れていることが投資家心理の支えになっている可能性がある」(ソニーフィナンシャル・グループの宮嶋貴之シニエコノミスト)とみられ、売りが一服した後はアジア株の堅調地合いもあり指数は下げ幅を縮小した。

市場では、米国の金融引き締めが続くとの前提の下、「景気は悪化でとどまるという見方よりも、後退に陥るとの見方がやや強まっている」(国内証券・ストラテジスト)といい、米景気の先行きについての明確な織り込みが進まない中、日本株は方向感のない展開となっている。

TOPIXは0.12%高の1952.52ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2879億7800万円だった。東証33業種では、非鉄金属、電気・ガス業、銀行業など21業種が値上がり。一方、鉱業、電気機器、海運業など12業種は値下がりした。

個別では、関西電力や北陸電力などの電力銘柄がしっかり。半導体関連は、指数寄与度が大きい東京エレクトロンもプライム市場値下げ率ランキング上位に入るなどさえなかった。

指数寄与度の大きいファーストリテイリングは1.8%安、東京エレクトロンは2.8%安。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1214銘柄(66%)、値下がりが537銘柄(29%)、変わらずが84銘柄(4%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、米の貿易調査非難 「対抗措置の権利有する」

ワールド

高市首相、日米首脳会談で次世代ミサイル防衛参画表明

ビジネス

中東紛争で航空貨物運賃急騰、南アジア─欧州70%高

ワールド

イスラエル軍、イランとの攻撃の応酬続く レバノン南
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 5
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 10
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中