ニュース速報

ビジネス

英当局、金融規制を「積極的に」改革へ

2021年06月23日(水)12時14分

英金融行動監視機構(FCA)は22日、世界各地の先駆的企業を呼び込むため、国内金融市場を「積極的に」改革すると表明した。写真はロンドンの金融街「カナリー・ワーフ」。1月撮影(2021年 ロイター/Peter Cziborra)。

[ロンドン 22日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)は22日、世界各地の先駆的企業を呼び込むため、国内金融市場を「積極的に」改革すると表明した。ただ、欧州連合(EU)のルールから離れることだけを目的にはしないと述べた。

英国は昨年12月、EUを完全に離脱した。金融街シティー・オブ・ロンドンのEUへの市場アクセスに壁ができたが、英国は独自の金融規制を設けることが可能になった。

英財務省は年内に詳細な資本市場改革案を公表するとしている。

FCAのニキル・ラティ長官は金融関連のイベントで「最も改革が必要とされている分野は市場構造、透明性ある体制の運用、コモディティー・デリバティブ市場の規制、市場データのアクセス改善だ」と指摘した。

政府が関与する見直しでは、ハイテク企業の上場誘致で先行する米ニューヨークを視野に国際競争力を高めるため、上場ルール緩和の必要性が指摘されている。

ただ、種類株の受け入れや上場に必要とされる浮動株の要件引き下げについては投資家の一部で懸念がある。これについてラティ氏は、投資家保護を損ねることなく上場への障壁を取り除く方法ついて、7月に意見を公募すると語った。

「進化する市場のニーズに応えるため、積極的に行動する好機だ」と指摘した。

英国がEUへの金融アクセスを得るためには、英国の金融規制の水準がEUと「同等」と認められる必要がある。

EUのルールを「離れることだけを目的にはしない。適切な保護措置を図った上で、国際的に整合性があり、結果志向の高度な基準を採用し、さらに向上させれば、一部の分野でEUよりも基準が厳格化するかもしれない」との見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米郵政公社、燃料高騰で一部配送料の8%引き上げ申請

ワールド

植田日銀総裁、午前10時45分から参院財金委に出席

ワールド

中東地域、食料輸入の「差し迫った必要性」 マースク

ビジネス

企業向けサービス価格、2月は前年比2.7%上昇 宿
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 6
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 7
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中