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ホンダ、2月もフィットなど国内で減産 半導体不足続く=関係筋
1月26日 半導体不足が長引いている影響で、ホンダが2月も国内で減産する方針であることが分かった。写真はスイスのジュネーブで開かれた国際自動車ショー。2019年3月撮影(2021年 ロイター/Pierre Albouy)
[東京 26日 ロイター] - 半導体不足が長引いている影響で、ホンダが2月も国内で減産する方針であることが26日、分かった。主力の小型車「フィット」や軽自動車「Nシリーズ」を中心に計画に対して生産を減らす。複数の関係筋が明らかにした。
関係筋によると、減産するのは鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)で手掛けるフィットと「N―BOX」などのNシリーズ。当初の生産計画から約2500台、約5000台それぞれ減らす。フィットは横滑り防止装置などに用いる半導体、Nシリーズは安全運転支援システム関連部品に使われている半導体が不足している。
ホンダの広報担当者はロイターの取材に対し、減産する台数規模とその車種は明らかにしなかったが、2月も減産する方針を認め、影響の出ていないモデルで代替するなど「生産への影響のミニマム化に引き続き取り組んでいる」としている。
ホンダは1月、鈴鹿で輸出向け(海外名:ジャズ)を含むフィット約4000台のほか、米国とカナダの計5工場でセダン「アコード」や小型車「シビック」など5車種を減産。中国の工場でも生産を減らしている。
*写真を差し替えました。
(白木真紀 編集:久保信博)