ニュース速報

ビジネス

UBS、第4四半期は137%増益 富裕層向け事業が好調

2021年01月26日(火)17時07分

1月26日、 スイスの金融大手UBSが26日発表した2020年第4・四半期決算は137%の増益となった。写真はUBSのロゴ。チューリッヒで2018年10月撮影(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 26日 ロイター] - スイスの金融大手UBSが26日発表した2020年第4・四半期決算は137%の増益となった。顧客の取引活動が高水準だったことが寄与した。

第4・四半期の純利益は17億0800万ドル。同行がまとめたアナリスト予想の中央値9億6600万ドルを大幅に上回った。

富裕層・超富裕層の間で融資や取引の需要が好調だったことに加え、投資銀行部門の活動も拡大した。通期では54%の増益となった。

同行は取締役会が1株当たり0.37ドルの配当を提案する方針だと表明。今四半期は11億ドル相当の自社株買いを実施する計画。

40億スイスフラン(45億ドル)を上限とする新たな自社株買い(期間3年)も開始する予定。同行は株主還元策として、以前より自社株買いを重視している。

UBSの大きな収益源は、富裕層向けの助言・資金管理サービス。国際的な投資銀行業務・資産運用業務も継続しているが、リテール・法人金融は国内市場でのみ展開している。

2020年はこうしたビジネスモデルが奏功した。富裕層向けの融資や住宅ローンはリスクが低く、多くの銀行に比べ損失が少なかった。

通期の純貸倒損失費用は6億9400万ドル。スイス部門を除くすべての部門が、新型コロナの流行に伴う利益を計上した。

第4・四半期は、ウェルス・マネジメント部門が22%の増益。融資が増えたほか、取引が引き続き高水準だったことが寄与し、低金利の影響を相殺した。

富裕層からの新規の顧客資金流入は211億ドル。同部門の投資資産は3兆ドルに増加した。

一方、投資銀行部門は、第4・四半期の税引き前利益が5億2900万ドルと、前年同期の赤字から黒字転換した。トレーディング業務とアドバイザリー業務が2桁の増収を記録。コスト削減も寄与した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、10%の代替関税に署名 最高裁の違憲判

ワールド

トランプ氏、10%の代替関税に署名 最高裁の違憲判

ワールド

最高裁の関税判決、トランプ大統領の影響力を低下させ

ビジネス

新関税が1対1の置き換えなら影響軽微=米セントルイ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も
  • 4
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 5
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 6
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 7
    ディープフェイクを超えた「AI汚染」の脅威──中国発…
  • 8
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 9
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 6
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 7
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中