ニュース速報

ビジネス

日経平均は3日続伸、押し目買いで ハイテク株が相場押し上げ

2020年11月26日(木)15時37分

 東京株式市場で日経平均は3日続伸。25日の米国株式市場の流れを引き継ぎハイテク株の一角が買われ、相場の押し上げ要因となった。写真は東証、10月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 26日 ロイター] -

日経平均

終値      26537.31 +240.45

寄り付き    26255.47

安値/高値   26255.47─26560.03

TOPIX

終値       1778.25 +10.58

寄り付き     1760.86

安値/高値    1759.56─1779.81

東証出来高(万株) 116400

東証売買代金(億円) 24792.56

東京株式市場で日経平均は3日続伸した。朝方は利益確定売りが先行し軟調なスタートとなったが、押し目買い意欲も強く後場には上げ幅を拡大。25日の米国株式市場の流れを引き継ぎハイテク株の一角が買われ、相場の押し上げ要因となった。ただ、短期間での急上昇で、引き続き相場の過熱感も意識されている。

25日の米国株式市場では、S&P総合500種とダウ工業株30種が前日に付けた終値での最高値から下落。一方、コロナ禍でも好調なIT関連セクターの大型株には買いが入り、ナスダック総合はプラス圏を維持した。

これを受けて、寄り付きの日経平均は反落してスタートしたが、その後プラス転化し徐々に上げ幅を拡大。市場からは「前日の米国株式市場ではハイテク関連株がけん引役となったが、今日の日本株市場でも同様の動きがみられる」(ソニーフィナンシャルホールディングスのシニアエコノミスト、渡辺浩志氏)との声が聞かれ、短期筋による積極的なハイテク株買いが相場を押し上げているとの見方も出ていた。

ただ、短期間で急騰したため、過熱感も意識され始めている。「ここ数日で1000円ほど上昇しており、利益確定売りに押されてもおかしくはない。また、12月にかけて新型コロナウイルスの感染者も増えることが予想される。日経平均は、節目の2万6000円台をキープできるかどうかが今後の焦点になりそうだ」(国内証券)との意見も出ていた。

個別では、マーベラスが大幅高。25日に、和風アクションRPG「天穂のサクナヒメ」の世界累計出荷本数が50万本を突破したと発表したことが材料視された。株価は11%高となり、東証1部の値上がり率第7位に入った。

その他、ソフトバンクグループ、任天堂も高い。

TOPIXは0.60%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆4792億円だった。東証33業種では、その他製品、情報・通信業、精密機器、電気機器などの20業種が値上がり。半面、空運業、保険業、電気・ガス業など13業種は値下がりした。

東証1部の騰落数は、値上がり1299銘柄に対し、値下がりが791銘柄、変わらずが88銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

タイ11月輸出、前年比7.1%増 予想下回る

ワールド

イスラエル、兵器産業自立へ10年で1100億ドル投

ビジネス

物価目標の実現「着実に近づいている」、賃金上昇と価

ワールド

拙速な財政再建はかえって財政の持続可能性損なう=高
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 2
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 5
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 4
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中