ニュース速報

ビジネス

情報BOX:業績悪化のANA、事業構造改革の概要

2020年10月27日(火)17時24分

 10月27日 新型コロナウイルスの影響で業績が悪化するANAホールディングスは、航空機の削減などを柱とする事業構造改革を発表した。写真は10月23日、東京の羽田空港で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 27日 ロイター] - 新型コロナウイルスの影響で業績が悪化するANAホールディングスは27日、航空機の削減などを柱とする事業構造改革を発表した。概要は以下の通り。

<コスト削減・収益強化策>

*グループ役職員の報酬・賃金・一時金の削減や、休業・休職制度の拡充などの人件費抑制策を労働組合に提案

*グループ外企業への出向。12月までに約10社100人程度。来春には400人以上

*ANAの旅客機28機を早期退役。当初予定と合わせて20年度の退役35機

*追加退役するボーイング777型機22機に加え、エアバスA380、ボーイング777を1機ずつ受領延期。合計24機の大型機削減

*20年度末のグループ全体の機材数は当初計画比33機削減、276機に

*中距離東南アジア・豪州路線を中心に拡大が見込まれるレジャー需要獲得を担う新たな低コストエアラインを立ち上げ。国際線の需要の回復をにらみながら22年度を目途に運航を開始

*ピーチ、ANAのマイルからピーチポイントへの交換など、ANAとのマーケッティング連携を実施

*ピーチがANA・ANAカーゴと協業で航空貨物事業に参入

*ANAセールスを会社分割し、旅行事業をANA Xと統合。プラットフォーム事業会社に再編

<財務強化>

*官民5銀行から劣後ローンで4000億円調達

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、バイナンス創業者に恩赦=ホワイトハウス

ワールド

プーチン氏「圧力に屈せず」、ロシアに長距離攻撃なら

ワールド

EU、対ロシア制裁対象拡大 中国製油所など3事業体

ワールド

航空便の混乱悪化の恐れ、米政府閉鎖の長期化で=運輸
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 2
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 3
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 4
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 5
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 6
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 7
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 8
    「石炭の時代は終わった」南アジア4カ国で進む、知ら…
  • 9
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 10
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中