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米モデルナ、「新型コロナワクチンの特許独占権は不透明」

2020年08月12日(水)11時04分

8月11日、米バイオ医薬品企業モデルナが最近当局に提出した文書によると、開発中の新型コロナウイルスのワクチンを含め、特許申請で画期性を主張できる初の企業とはならない可能性があるという。マサチューセッツ州ケンブリッジのモデルナ社屋で5月撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)

[11日 ロイター] - 米バイオ医薬品企業モデルナが最近当局に提出した文書によると、開発中の新型コロナウイルスのワクチンを含め、特許申請で画期性を主張できる初の企業とはならない可能性があるという。

同社の事業上のリスクに関する開示義務に基づく8月6日付の四半期報告文書の中で、示された。

同社のこれまでの米当局への四半期報告文書では、こうした情報の開示は含まれていなかった。

同社は文書の中で「この理由や、その他の理由で、望み通りの特許の確保や独占権について確保できないかもしれない」と指摘した。

同社は新型コロナのワクチン開発で米政府から支援金を受け取った。7月には、アービュトゥス・バイオファーマが保有する特許の無効化で敗れた。同社の特許は、モデルナのワクチン開発の潜在的障害となる可能性がある。

モデルナは、開発中のワクチンを含め「特許申請における最初の企業であるかは、確信できない」と述べている。

ロイター
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