ニュース速報

ビジネス

コロナ対策追加を決定、国債依存初の56.3% 年末にかけ再増発も

2020年05月27日(水)18時47分

 5月27日、政府は、新型コロナ対策追加に伴う総額31兆9114億円の2020年度2次補正予算案を閣議決定した。写真は2013年2月、都内で撮影(2020年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 27日 ロイター] - 政府は27日、新型コロナ対策追加に伴う総額31兆9114億円の2020年度2次補正予算案を閣議決定した。累次の対策で20年度一般会計予算の歳出は160.3兆円に膨らみ、公債依存度は56.3%と、2次補正の段階でリーマン危機時以上に悪化する。

経済動向次第で国の税収が想定以上に下振れする事態も予想され、年末にかけ国債の増発圧力がさらに高まるのは必至だ。麻生太郎財務相は閣議決定後、省内で記者団に「雇用や事業を守り抜いていくことが(対策追加の)最大の目的。厳しい財政事情になっていることは確かだが、覚悟を決めて財政出動をもって失業や倒産を防ぐ」と述べた。

追加策は1次補正を補強する位置付けで、雇用調整助成金や家賃支援の拡充、企業救済策の強化を柱に事業規模を117.1兆円まで積み上げた。不測の事態に備え、過去に例のない規模の関連予備費10兆円も計上した。1次と2次で対策規模は233.9兆円となる。

1次に続いて2次補正でも歳出の全額を新規国債発行で賄う。財投債の追加や当初計画した借換債なども含めた20年度の国債発行総額は253.3兆円に修正し、市中向けのカレンダーベース発行額を212.3兆円とした。

*麻生財務相の発言内容を追加し、再構成しました。

(山口貴也)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国政協開幕、軍トップ張氏ら政治局員2人が姿見せず

ビジネス

スイス中銀、為替介入意欲が高まる=副総裁

ビジネス

英2月サービスPMI改定値は53.9、回復続くも雇

ワールド

ハメネイ師の息子モジタバ師が生存、後継候補=関係筋
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 10
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中