ニュース速報

ビジネス

米S&Pとナスダックが最高値、中国刺激策への期待で

2020年02月20日(木)07時41分

米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が最高値を更新して取引を終えた。中国の追加刺激策への期待から新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を巡る懸念が後退した。ウォール街で2008年9月撮影(2020年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が最高値を更新して取引を終えた。中国の追加刺激策への期待から新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を巡る懸念が後退した。

米連邦準備理事会(FRB)が19日公表した1月28─29日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、新型ウイルスの感染拡大に伴う新たなリスクを認める一方、年内の金利据え置きについて慎重ながらも楽観的な見方を示したことも、市場を支援した。[nL4N2AJ4B7]

中国本土での新たな感染者は2日連続で減少した。[nL4N2AJ0VY]

市場関係者を対象にした調査によると、中国人民銀行(中央銀行)は20日に銀行貸し出しの指標金利であるローンプライムレート(LPR)を引き下げる見通しだ。[nL4N2AJ2JJ]

キングズビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「投資家の間では、新型コロナウィルスを巡る状況は最悪期を脱したとの安心感が広がっているようだ」と指摘。「中央銀行の支援に勇気づけられている」と語った。

アップルは1.4%上昇。1─3月期の売上高が新型ウイルスの影響を受けるとの見通しを受けた前日下落分の大方を回復した。

S&P情報技術セクター<.SPLRCT>は1.1%高。上昇率は主要11セクターの中で、エネルギーセクター<.SPNY>の1.3%に次ぐ2番目の大きさだった。新型ウイルスの新たな感染者減少を受け、原油価格は2%上昇した。[nL4N2AJ44Z]

インベスコのチーフ・グローバルマーケットストラテジスト、クリスティナ・フーパー氏は「複数の有名企業が新型ウイルスに言及し、業績への影響を警告しているようだが、きょうの取引では、政策支援(があること)や感染ペース鈍化が意識された」との見方を示した。

半導体大手エヌビディアは6.1%急伸し、情報技術セクターの上げを主導した。バーンスタインが投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げたことが好感された。

位置情報システム(GPS)機器メーカー、ガーミンも6.7%急伸。通期売上高見通しがアナリストの予想を上回った。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.31対1の比率で上回った。ナスダックでは1.54対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は72億2000万株。直近20営業日の平均は75億7000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 29348.03 +115.84 +0.40 29312.70 29409.09 29274.38 <.DJI>

前営業日終値 29232.19

ナスダック総合 9817.18 +84.44 +0.87 9782.81 9838.37 9777.10 <.IXIC>

前営業日終値 9732.74

S&P総合500種 3386.15 +15.86 +0.47 3380.39 3393.52 3378.83 <.SPX>

前営業日終値 3370.29

ダウ輸送株20種 10943.24 +77.66 +0.71 <.DJT>

ダウ公共株15種 950.01 -10.88 -1.13 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1979.50 +50.38 +2.61 <.SOX>

VIX指数 14.37 -0.46 -3.10 <.VIX>

S&P一般消費財 1048.28 +4.89 +0.47 <.SPLRCD>

S&P素材 379.92 +0.75 +0.20 <.SPLRCM>

S&P工業 708.42 -0.38 -0.05 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 662.06 -0.55 -0.08 <.SPLRCS>

S&P金融 515.37 +3.77 +0.74 <.SPSY>

S&P不動産 255.78 -3.53 -1.36 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 411.79 +5.37 +1.32 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1210.55 +5.47 +0.45 <.SPXHC>

S&P通信サービス 192.97 +0.71 +0.37 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1801.61 +19.38 +1.09 <.SPLRCT>

S&P公益事業 355.20 -3.93 -1.09 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.63億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 23590 + 220 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 23585 + 215 大阪比 <0#NIY:>

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

不明兵捜索、時間との戦い イランの猛攻耐えた米軍救

ワールド

トランプ氏、イランに合意期限「6日」 米戦闘機乗員

ワールド

米、イランで不明の戦闘機乗員救出 トランプ氏「史上

ワールド

イラク南部の巨大油田に攻撃、3人負傷 イラン国境に
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙の2大テーマでAI懸念を払拭できるか
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 6
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 7
    【写真特集】天山山脈を生きるオオカミハンター
  • 8
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が…
  • 5
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中