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ドル6日ぶり反発、予想上回る米雇用統計が支援=NY市場
6日、終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが6営業日ぶりに反発した。予想を上回る11月雇用統計が支援した。写真は2018年2月撮影(2019年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが6営業日ぶりに反発した。予想を上回る11月雇用統計が支援した。
米労働省が6日発表した11月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から26万6000人増と予想の18万人を超えて増加し、伸びは10カ月ぶりの大きさになった。
バノックバーン・グローバル・フォレックスの主任市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「きょう発表された雇用統計が堅調だったことは疑いないが、経済に対する見方を変更させるほど堅調だったのかというと疑問」と指摘。「米経済は依然として軟化しており、きょうの雇用統計によって第4・四半期の国内総生産(GDP)に対する予想が変わるとは思えない」と述べた。
ニューヨーク連銀のGDP予想「ナウキャスト」によると、第4・四半期の米GDP伸び率見通しは0.6%、来年第1・四半期は0.7%となっている。直近で発表された経済指標を受け、GDP伸び率見通しは第4・四半期で0.2%ポイント、来年第1・四半期で0.3%ポイント引き下げられた。
今週はADP全米雇用報告や製造業およびサービス業関連指標、建設支出など軟調な指標発表が相次いでいた。
午後の取引でドル指数<.DXY>は0.3%高の97.707。週間では0.6%安となり、下落率は11月初旬以来の大きさとなった。
ドル/円
ユーロ/ドル
ポンド/ドル
ドル/円 NY終値 108.59/108.62
始値 108.57
高値 108.91
安値 108.53
ユーロ/ドル NY終値 1.1057/1.1061
始値 1.1093
高値 1.1098
安値 1.1041
(表はリフィニティブデータに基づいています)