ニュース速報

ビジネス

日本の自動車7社、10月世界生産は前年割れ

2019年11月28日(木)20時13分

 11月28日、国内生産も全社がマイナスで、消費増税に伴う買い控えや台風による生産停止が響いた。写真はトヨタのプラグインハイブリッドの生産ライン。2017年12月8日、愛知県豊田市で撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 28日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>(日野自動車、ダイハツ工業含む)など大手自動車メーカー7社が28日公表した2019年10月の世界生産は、全社が前年同月を割り込んだ。このうち、国内生産も全社がマイナスで、消費増税に伴う買い控えや台風による生産停止が響いた。東南アジア地域での低迷などを背景に、各社の海外生産も落ち込んだ。

トヨタの世界生産は4.6%減。「カローラ」の販売が好調な中国などでの生産は増えたものの、北米、中南米、欧州、アジアといった主要地域すべてで減少した。景気低迷で市場が減速しているタイは25%落ち込んだ。前年の新型車立ち上げで反動減も影響した三菱自動車<7211.T>のタイ生産は28%減となった。

ホンダ<7267.T>も中国を除く主要地域すべてでの生産が前年同月を下回った。北米向け「シビック」の減産が響いた欧州は約25%減。北米のセダン市場低迷が続いている。国内の生産減は消費増税や台風の影響に加え、部品不具合に伴う軽自動車「N―WGN(エヌワゴン)」の生産停止も背景にある。中国は現地合弁会社「東風ホンダ」の第3工場新設で増えた。

スズキ<7269.T>の世界生産もインドの市場低迷が長引いていることもあり、減少した。SUBARU(スバル)<7270.T>は国内生産が29%減った。台風19号で取引先の部品メーカーが被災した影響で一部の部品供給に支障が出て、群馬製作所(群馬県太田市)の操業を一時休止した。

輸出については、トヨタと日産以外の5社がマイナス。マツダは欧州、オセアニア向けが落ち込んだ。一方、トヨタが3.8%伸びた。海外でスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」の販売好調が続いているため。日産は14.3%増で、北米向けのSUV「ローグ」などが好調となっている。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア・ウクライナ復活祭停戦、発効数時間で双方が違

ワールド

米イラン協議決裂、核・ホルムズ海峡で溝埋まらず 停

ワールド

中国、台湾向け観光規制緩和など新措置 野党党首訪中

ビジネス

円高につながる金融政策、「一つの選択肢」=赤沢経産
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけない副作用に研究者が警鐘
  • 2
    新しいアメリカンドリームは「国外移住」...5人に1人が海外を希望する時代
  • 3
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦によって中国が「最大の勝者」となる理由
  • 4
    中国が恐れる「経済ドミノ」
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 7
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 10
    革命国家イラン、世襲への転落が招く「静かな崩壊」
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 8
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 9
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中