ニュース速報

ビジネス

米国株式市場は3指数が最高値、米中協議巡る大統領発言で

2019年11月27日(水)07時20分

米国株式市場は小幅続伸し、主要3指数がともに最高値を更新した。ニューヨーク証券取引所で撮影(2019年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場は小幅続伸し、主要3指数がともに最高値を更新した。一部の経済指標が予想より軟調だったものの、米中通商協議を巡るトランプ大統領の前向きなコメントが相場を支援した。

トランプ大統領は26日、米中通商協議について、「第1段階」の合意が近いとの見方を示した。米政府として香港の抗議デモを支持する立場も強調した。

ホライズン・インベストメンツの最高投資責任者スコット・ラドナー氏は「(通商協議を巡る)状況は良好と評されており、それを材料にやや上昇している。ただ、合意に至るまで完了とは言えない」とし、「現時点では様子見が適切だろう」との見方を示した。

年末商戦期の消費動向が注目される中、コンファレンス・ボード(CB)がこの日発表した11月の消費者信頼感指数は4カ月連続で低下した。ただ、安定した消費の下支えに必要な水準は維持した。

これとは別に、米商務省が発表した10月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済)は、年率換算で前月比0.7%減となった。ただ、9月分は上方改定され、約12年ぶりの高水準となった。

ウォルト・ディズニーは1.3%高。動画配信サービスの新規契約者が1日平均100万人近くに達していると報じられた。

ベストバイは9.86%急伸。年末商戦にかかる10─12月期の利益見通しが市場予想を上回った。

一方、ダラー・ツリーは15.24%急落。10─12月期の利益見通しが市場予想を下回り、貿易摩擦が影響している可能性を示唆した。

このほか、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は8.48%安。第4・四半期(10月31日終了)の売上高がアナリスト予想に届かなかった。

米取引所の合算出来高は79億6000万株。直近20営業日の平均は71億2000万株。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.34対1の比率で上回った。ナスダックでも1.01対1で値上がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 28121.68 +55.21 +0.20 28080.75 28146.02 28042.21 <.DJI>

前営業日終値 28066.47

ナスダック総合 8647.93 +15.45 +0.18 8635.40 8659.73 8625.62 <.IXIC>

前営業日終値 8632.49

S&P総合500種 3140.52 +6.88 +0.22 3134.85 3142.69 3131.00 <.SPX>

前営業日終値 3133.64

ダウ輸送株20種 10970.23 +21.73 +0.20 <.DJT>

ダウ公共株15種 852.18 +3.30 +0.39 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1723.26 -8.69 -0.50 <.SOX>

VIX指数 11.57 -0.30 -2.53 <.VIX>

S&P一般消費財 960.24 +7.70 +0.81 <.SPLRCD>

S&P素材 376.20 +1.96 +0.52 <.SPLRCM>

S&P工業 693.70 +2.05 +0.30 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 634.26 +5.18 +0.82 <.SPLRCS>

S&P金融 498.15 -0.59 -0.12 <.SPSY>

S&P不動産 238.72 +3.39 +1.44 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 434.42 -4.44 -1.01 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1147.21 -0.78 -0.07 <.SPXHC>

S&P通信サービス 177.77 +0.64 +0.36 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1539.37 +1.05 +0.07 <.SPLRCT>

S&P公益事業 318.51 +1.21 +0.38 <.SPLRCU>

NYSE出来高 15.93億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23440 + 60 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 23440 + 60 大阪比 <0#NIY:>

*内容を追加します。。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

プーチン大統領、トランプ氏にクリスマスメッセージ=

ワールド

ローマ教皇レオ14世、初のクリスマス説教 ガザの惨

ワールド

中国、米が中印関係改善を妨害と非難

ワールド

中国、TikTok売却でバランスの取れた解決策望む
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    【銘柄】「Switch 2」好調の任天堂にまさかの暗雲...…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 5
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 6
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 7
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 8
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 9
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 10
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中