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ホンダ、通期予想下方修正で減益に 為替・インド悪化・部品問題で

2019年11月08日(金)18時37分

 11月8日、ホンダは、2020年3月期通期の連結業績予想(国際会計基準)の下方修正を発表した。写真はデトロイトで昨年1月撮影(2019年 ロイター/Jonathan Ernst)

[東京 8日 ロイター] - ホンダ<7267.T>は8日、2020年3月期通期の連結業績予想(国際会計基準)の下方修正を発表した。営業利益は前年比5.0%減の6900億円となる見通し。従来は6.0%増の7700億円を見込んでいた。為替影響やインド販売不振、四輪で不具合部品による一部車種の生産停止と発売遅延が響いた。

四輪・二輪の通期の世界販売計画も下方修正し、四輪販売は497万5000万台となる見通しで、16年3月期(474万3000台)以来、4年ぶりに500万台の大台を割り込む。

修正後の通期営業利益予想は、リフィニティブが集計したアナリスト20人の予測平均値7354億円を下回る。コスト削減や販管費の抑制効果はあるものの、営業利益を為替影響で880億円、販売台数減少などで306億円押し下げる。

通期売上高も従来予想の1.5%減の15兆6500億円から5.3%減の15兆0500億円へ、純利益は同5.7%増の6450億円から5.8%減の5750億円へそれぞれ引き下げた。想定為替レートは1ドル=107円と従来の110円から円高方向に見直した。

通期業績予想の下方修正を受け、倉石誠司副社長は会見で、「収益改善に向けた取り組むを着実に実行し、前年度と同等の事業体質を維持する」と語った。

<四輪・二輪の通期販売も下方修正、四輪500万台割れ>

通期の世界四輪販売は従来の511万台から13万5000台下方修正した。インドを含むアジアを211万台と従来から5万5000台、北米を186万5000台と従来から1万台それぞれ減らした。

日本の通期四輪販売も従来の70万台から64万5000台へと下げた。8月に発売した新型の軽自動車「N―WGN」に採用していた電動パーキングブレーキの不具合により生産停止に追い込まれた問題では、来年1月に生産を再開する予定。同じブレーキを使う予定だった看板車種「フィット」の新型車の発売も当初の11月から来年2月への延期を余儀なくされた。

二輪の世界販売計画も従来の2035万台から1990万台に下方修正。インドの不振などを踏まえ、アジアを1778万5000台と従来から48万台減らした。

インドについて、倉石副社長は「金融機関の財務状況悪化による貸し渋りや個人ローン審査厳格化などの影響で消費全般の需要縮小がさらに進展している」と指摘、四輪市場は「すぐに回復するとはみていない」と語った。二輪市場も「環境規制対応でコストや売価が上がる。その意味でも厳しい状況は続く」とし、「ホンダは特に二輪は強い。環境規制を逆にうまく利用して新モデルを普及させながら販売台数を戻していきたい」と話した。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:内田慎一、佐々木美和)

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