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景気判断、5カ月連続で「緩やかに回復」=月例経済報告
5月23日、内閣府は5月の月例経済報告を提示した。景気判断は5カ月連続で「緩やかに回復している」に据え置いた。都内で16日撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 23日 ロイター] - 内閣府は23日の関係閣僚会議に5月の月例経済報告を提示した。景気判断は5カ月連続で「緩やかに回復している」に据え置いた。先行きに関しても緩やかな回復を見込む。主な需要項目も見方を据え置いた。
個人消費の「持ち直し」、設備投資の「緩やかに増加」、輸出入の「持ち直し」といった表現はそのままとした。「弱含んでいる」との表現は住宅建設のみ。
今月のポイントとして、1─3月期国内総生産(GDP)1次速報値を取り上げた点が挙げられる。マイナス成長となった背景について、これまでの8四半期連続でのプラス成長の後のマイナスであり、景気は緩やかに回復との見方に変わりはないとした。個人消費が横ばいとなったことも、天候不順による野菜価格上昇といった一時的要因に加え、スマートフォン需要の反動減があったとの判断を示した。
また海外経済についても、緩やかな回復が続いていると指摘。国際機関などによる、今後2年間の世界経済実質成長率はプラス3.9%と堅調な成長になるとの予測を引用している。