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19年の独成長率予想引き下げ、第3四半期にリセッション=IFO
2019年09月12日(木)19時48分
[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所は12日、2019年のドイツの国内総生産(GDP)伸び率見通しを下方修正したほか、ドイツ経済は第3・四半期にリセッション(景気後退)に陥るとの見方を示した。
IFOは今年の成長率予想をこれまでの0.6%から0.5%に引き下げた。また、第3・四半期のGDPについて、第2・四半期と同様の前期比0.1%減になるとし、リセッション入りすると見込んだ。
IFOのティモ・ボルマーショイザー氏は、経済に対するリスク要因として、英国が合意のないまま欧州連合(EU)から離脱する可能性や、米中貿易戦争の激化を挙げ「見通しは強い不確実性に押し下げられている」と述べた。
ドイツでは、貿易摩擦や英国のEU離脱を巡る不透明感を背景に、輸出依存度の高い製造業部門が打撃を受けている。
IFOは、製造業の弱さは物流やサービスなど他のセクターにも徐々に波及していると指摘。労働市場にも影響が出ているとした。
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