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欧米通商協議、農産品巡り当局者が議論=カドローNEC委員長

2019年07月10日(水)02時18分

[ワシントン 9日 ロイター] - カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は9日、記者団に対し、農産品を巡る欧米通商協議の行き詰まり打開に向け双方の当局者が議論していると述べた。

カドロー委員長はCNBC主催のイベントで、欧米および日米の通商協議は進展しているとしたが、詳細は明らかにしなかった。

米国はこれまで、農産品が含まれなければ、欧州連合(EU)と通商合意に至ることはないと主張。一方、EUは対米通商交渉で農産品は除外すると表明している。

カドロー委員長は、農産品を巡り意見の不一致はあるが、欧米協議が進展する道はあるかとの問いに、「その方法はある。ただ詳述は避けたい」と回答。問題を巡り欧州側との「多くの議論」があるとしたが、正式な発表は控えた。

ドイツ外交官は8日、米国と欧州連合(EU)は通商問題を巡り農産品の膠着にとらわれず、良識を持って正式交渉に臨むべきと語った。

カドロー氏は、欧米は1年間にわたり対話を継続してきたが、まだ結論には至っていないと述べた。

ロイター
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