ニュース速報

米中貿易戦争、日本経済に「影響ないとは言えない」=菅官房長官

2018年12月26日(水)16時04分

[東京 26日 ロイター] - 菅義偉官房長官は26日、BS報道番組の収録で、世界的な株価急落を受け、「株価は良いときも悪いときもあるが、日本経済全体の基盤にまったく問題はない」との見解を示し、「日本経済が極端に悪くなるとは考えていない」と語った。

一方、米中貿易戦争の日本経済への影響は「ないとは言えない」と指摘。「それぞれ自国を優先するのは当然だが、自由で公正なルールに基づくことが大事。日本としてその方向に世界経済全体を持って行きたい」と述べ、保護主義の流れにはくみしない姿勢を示した。

<日米通商交渉で大きなダメージ「ない」>

年明けに予定されている日米通商交渉を巡り、日本経済が大きなダメージを受けるとの見方については「それはまったく当たらない」と否定。日米首脳間で、農水産品で環太平洋連携協定(TPP)以上の譲歩をしないことや、交渉継続中の追加関税発動がないことで合意済みだと説明。日米通商交渉で日本が追い込まれる可能性についても「全然心配していない」と言明した。

米中交渉が長引けば年明けにもスタートする見通しの日米交渉が後ずれるのでは、との質問には「米中が長引けばいろいろな影響が出てくるのは事実だろう」と述べた。

株価急落の背景として、米国経済の減速懸念やトランプ政権への不安が取り沙汰されているが、「いろいろな見方があるが、相対的に米国の景気は悪くない。心配していない」と述べ、「トランプ政権は上院では多数を取っており、極端な政治不安にはならない」との見方を示した。

原油安については「日本は資源輸入国なので、経済全体に悪い影響はない」と指摘した。

(竹本能文)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イランと制裁緩和など緊密に協議とトランプ氏、武器供

ワールド

トランプ氏は早期紛争終結望む、イランと誠実交渉指示

ワールド

ヒズボラが攻撃停止か、イスラエルはレバノン攻撃継続

ビジネス

CKハチソンのパナマ子会社、港湾買収巡りマースクに
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 5
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 8
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 9
    キッチンスポンジ使用の思いがけない環境負荷...マイ…
  • 10
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 5
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 6
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 7
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中