ニュース速報

米政府一部閉鎖がクリスマス後まで続く公算、上院は27日に再開

2018年12月23日(日)13時58分

[ワシントン 22日 ロイター] - 22日に始まった米政府機関の一部閉鎖は、トランプ大統領が要求するメキシコ国境の壁建設費用を巡り与野党が対立したままで、クリスマス休暇後の週後半まで続く公算となった。

上院は22日に再開したが短時間で散会、次の審議は27日に開かれる予定だ。

与党共和党のマコネル上院院内総務は、上院議員を27日まで自宅に帰した。合意が成立すれば呼び戻すとしているが、27日まで閉鎖が続く可能性が高い。

22日の午後、ペンス副大統領とマルバニー大統領首席補佐官代行が野党民主党のシューマー上院院内総務と協議したが、進展はなかったもよう。

シューマー院内総務の報道官は「協議で副大統領が提案をしてきた。残念ながら我々の溝はまだ深い」と述べた。

ABCニュースは、複数の情報筋の話として、ペンス副大統領が50億ドルの国境の壁建設費を取り下げ、代わりに21億ドルの建設費計上を提案したと伝えた。

ホワイトハウスによると、トランプ大統領は事態を受け、クリスマスをフロリダ州で過ごす予定を取りやめた。

米政府高官は、大統領は引き続き50億ドルの国境の壁建設費計上を求めていると記者団に語った。

民主党のシューマー上院院内総務とペロシ下院院内総務は共同声明で、来週以降も政府の一部閉鎖が続く場合、来年1月3日には民主党が下院の多数勢力となるため、政府を再開する法案を可決させる方針を示した。

メキシコ国境の壁建設は、トランプ大統領の選挙公約だが、現在、米国民の間では重要視されていないようだ。

ロイター/イプソスが11月下旬に実施した調査では、「議会の3つの重要課題」に国境警備の改善を挙げた割合は31%にとどまった。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、重要鉱物価格の下限設定制度を構築へ=副大統領

ビジネス

米1月ADP民間雇用、2.2万人増 市場予想下回る

ワールド

中ロ首脳会談、緊密な関係称賛 プーチン氏に訪中招請

ビジネス

米TI、半導体設計会社シリコン・ラボラトリーズ買収
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 7
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 8
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 9
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 10
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中