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ドイツの銀行、次の景気悪化に備えて資本基盤強化を=独連銀理事
2018年11月28日(水)03時23分
[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)のヨアヒム・ビュルメリング理事は、ロイターとのインタビューで、ドイツの銀行は十分な資本を有するが、次の景気悪化に備えてバッファーを構築すべきと述べた、
欧州銀行監督機構(EBA)が今月発表した欧州の銀行に対するストレステスト(健全性審査)では、下位10行のなかにドイツ銀行
銀行監督を担当するビュルメリング理事は、具体的な銀行を名指しせず「平均してドイツの銀行の資本水準はかなりオーケーだ」と述べた。
ストレステストでドイツ銀行と北ドイツ州立銀行は、経済、金融で厳しい状況が3年続いた後の自己資本比率が、欧州中央銀行(ECB)のデギントス副総裁が設定した、次の危機に対応するために資本積み増しが必要かどうかの非公式なボーダーラインを下回った。
ビュルメリング理事は、銀行は引き続き資本基盤を強化すべきとの考えで「銀行は十分なバッファーを築くことで、状況が悪化した場合の備えを今すべきだ」と述べた。
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