また、彼女は言う。子供というものが先天的に持っている素直さとか美しさに、自分の子供が生まれる前から常に魅惑されてきた。彼らと一緒に時を過ごすことは、魔法の世界へ招待されたようなものだ、と。グローナは、子供時代の無邪気さと不安の間にあるリンク(繋がり)にも非常に興味があるそうだ。

 今、私の2人の子どもは、行事や遊びを通して互いに目に見えない糸を築き始めている。そうしたもの、あるいは取り囲む環境こそが(娘たちを含め)彼ら子供たちのアイデンティティを築きあげていく。それをプロジェクトとして見極めていきたい――彼女は続けてそう語った。

【参考記事】娘を撮り続ける「ファミリーフォトジャーナリズム」とは何か

 トレント・パークをはじめ、オーストラリアの優れた写真家の作品には、しばしば都会的な洗練さとプリミティヴさが同居している。それが見る者に対してマジカルな親密性を作り出す。グローナが言うように、それは先進国でありながら、大自然が彼らのアイデンティティ形成に大きな役割を果たしているオーストラリアだからこそ、かもしれない。

今回ご紹介したInstagramフォトグラファー:
Natalie Grono @nataliegrono