[ベンガルール 22日 ロイター] - 第2・四半期のロイター/INSEADアジア企業景況指数<.TRIABS> <RACSI>は67と第1・四半期の65から上昇し、1年ぶりの高水準だった。一方、中国企業の債務増加や不安定な原油価格が懸念要因として指摘された。

139社を対象に今後6カ月の見通しを調査した。

国別ではフィリピン企業が最も楽観的な見通しを示し、インド、中国がこれに続いた。日本の景況指数は楽観と悲観の分岐点となる50を唯一下回った。

国別の概要は以下の通り。カッコ内の指数は(第2・四半期/第1・四半期)。

<フィリピン:4四半期連続で域内最高>(指数=86/85)

第1・四半期の経済成長が予想を上回ったことを受け、見通しは 11社中9社が楽観的、1社が中立、1社が悲観的だった。

メトロポリタン銀行<MBT.PS>、ニッケル・アジア<NIKL.PS>、サンミゲル<SMC.PS>など11社は、今後6カ月の主なリスクは競争激化と中国経済の減速と指摘。

7社は過去3カ月での売上高と受注が増加し、4社は雇用を増やしたと回答した。

<インド:原油安と為替懸念で低下>(指数=78/83)

25社中17社が楽観的、5社が中立、3社が悲観的だった。指数は不安定な原油価格、過度の為替変動を背景に低下した。

ヒーロー・モトコープ<HROM.NS> やリライアンス・インダストリーズ<RELI.NS>を含む15社が前期比で売上高が増加と回答、9社は資産の質向上、7社が雇用増と回答した。

<中国:改善ながらさまざなリスク>(指数=75/71)

8社中5社が楽観的、2社が中立、1社が悲観的。指摘されたリスクは政府の政策、人民元の下落、テロなど多岐にわたった。

2社が売上高増加、2社が資産の質向上、3社が雇用増と回答。

<インドネシア:最大の改善>(指数=64/42)

14社が回答。前期比で景況感はかなり改善し、8社が楽観的、2社が中立、4社が悲観的だった。主なリスクは為替変動やエネルギー価格の下落。

センチメントは改善したものの、企業活動は前回調査の悲観見通しを反映した。雇用と資産の質は総じて変わらず、8社は取引減少を回答した。

<日本:調査中で最も悲観的>(指数=46/77)

今回調査でセンチメントが最も大幅に悪化。消費低迷と為替変動を懸念要因とする声が目立った。

12社中11社が中立で1社が悲観的。売上高や資産の質、雇用はほぼ横ばい。

<その他:楽観が増加>

韓国、台湾では楽観的とする回答が最高を記録。韓国は11社中6社が楽観的と回答し指数は70から73に改善した。台湾は11社中5社が楽観的で指数は44から64に上昇。

オーストラリアの指数は63から69に上昇。シンガポールは50から63に上昇し2年ぶり高水準だった。マレーシアは45から55に上昇、タイは67から59に低下した。

*調査対象企業は前回調査から変更。

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