[ワシントン 5日 ロイター] - 米大統領選で共和党の候補者指名獲得を確実にしている実業家ドナルド・トランプ氏が、連邦地裁の判事がメキシコ系であることを理由に自身の訴訟から外れるべきだと主張したことを受け、共和党内からも批判する声が出ている。
トランプ氏は、「トランプ大学」をめぐる訴訟を担当しているカリフォルニア州の連邦地裁のゴンザロ・クリエル判事が自身に不利な判断をしているとの見方を示し、ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューでは、自身が「メキシコ国境に壁を建設する」という公約を掲げているため、メキシコ系のクリエル氏が訴訟を担当するのは利害の対立につながると主張した。
こうしたトランプ氏の発言に対し、共和党の重鎮、ミッチ・マコネル上院院内総務はテレビ番組「ミート・ザ・プレス」で「これほど同意できないことはない」と発言。「ヒスパニック系の票について懸念している。米国は変化している」とした上で、「ヒスパニック系の人々を切り捨てるのは党にとって大きな過ちだと思う。トランプ氏がこれについて方向転換することを期待する」と述べた。
トランプ氏はメキシコ系の移民を「犯罪者」呼ばわりするなど、過去にも人種差別的な発言をしており、民主党の攻撃対象となっている。
また、副大統領候補としてトランプ氏とともに本選を戦うとの観測があるニュート・ギングリッチ元下院議長も、トランプ氏の発言を「許せない」と批判。「トランプ氏が犯した最悪の過ちのひとつだ」と述べた。
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