[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続伸。終値は約1カ月ぶりに1万7000円を回復した。底堅く推移する原油先物相場など外部環境を好感した買いが優勢となった。内需関連の一角に利益確定売りが目立ち、指数は日中高値形成後に軟化する場面もあったが、押し目を拾う動きもあり、大引けにかけては持ち直した。

米原油先物は1バレル34ドル台と横ばい圏内で推移。前日の米ダウ<.DJI>も続伸となるなど、外部環境に対する行き過ぎた懸念が後退しつつある中、日本株に対しても買い戻しが継続した。日経平均は昨年11月17日─24日に5連騰を記録したが、4日連続高はそれ以来となる。

石油関連や海運などの上げが顕著となった一方、メガバンクは高安まちまち。大型株で構成するTOPIXコア30<.TOPXC>は0・08%の下げとなった。NTTドコモ<9437.T>が3%超、KDDI<9433.T>が4%超それぞれ下落するなど、値もちの良かった内需セクターが軟調に推移した。

2月の米ISM非製造業景況指数は、小幅低下ながらも市場予想を上回る内容。国内でも百貨店大手の売上高が軒並み前年同月を上回ったほか、ファーストリテイリング<9983.T>のユニクロ2月国内既存店売上高も1.2%増となっている。

ただ「2月の国内外の経済データは全般的には良好で落ち着きは取り戻しているが、うるう年の関係もある。見た目には悪くはなりにくい面もあるが、その分を考えれば決していいと言えないものもある」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)という。

ファンダメンタルズとともに、今後の相場の先行きに対してはなお慎重な見方も多い。日経平均は後場の寄り付き直後に1万7000円を回復してからは短期筋の利益確定売りに押され下げに転じたものの、大引けにかけては再びプラス圏に浮上した。

個別銘柄では シャープ<6753.T>が大幅高。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>の郭台銘(テリー・ゴウ)会長が来日し、シャープを買収することについての最終協議を進めていると報じられた。協議進展を期待した買いが入った。半面、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>が急落。3日、2016年3月期の通期業績予想を下方修正したと発表し、嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり1422銘柄に対し、値下がりが435銘柄、変わらずが86銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      17014.78 +54.62

寄り付き    16927.36

安値/高値   16861.38─17042.92

TOPIX<.TOPX>

終値       1375.35 +6.30

寄り付き     1366.73

安値/高値    1360.89─1376.25

東証出来高(万株) 265272

東証売買代金(億円) 24902.37

(長田善行)

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。