[マニラ 26日 ロイター] - フィリピンの第3・四半期国内総生産(GDP)は、季節調整済みで前期比1.1%増加した。ロイターがまとめた市場予想の1.5%増は小幅に下回ったものの、力強い国内消費とサービス部門を背景に通年の成長率は依然として高水準になる見通しだ。
第3・四半期GDPは前年比では6.0%増加。予想は6.3%増だった。
第2・四半期のGDPは前期比2.0%増、前年比5.8%増だった。
アルセニオ・バリサカン国家経済開発長官は「休暇シーズン中の内需好調が見込まれ、成長軌道は第4・四半期も継続する」と指摘。低インフレと選挙関連の支出が成長を支援するとの見方を示した。
一方、エルニーニョ現象の長期化や、来年5月の総選挙前に投資を手控える動きが予想されることから、下振れリスクも残る、と述べた。
その上で、今年の成長率は依然として政府予想の6─6.5%のレンジ内になるとの見通しを示した。これは市場予想の5.7%を上回る水準。
キャピタル・エコノミクスのアジア担当シニアエコノミスト、ダニエル・マーティン氏は「中期的な見通しは、次期大統領が誰になるかと、その人物のパフォーマンスに左右される」と指摘した上で、経済は今後も力強い成長ペースを維持するとの見方を示した。
第3・四半期GDPは、輸送・通信・不動産を中心にサービス部門が前年比7.3%増と全体の伸びをけん引。政府支出も、2.5%減少した前年同期から17.4%増加した。