[ヴォルフスブルク(ドイツ) 20日 ロイター] - 独フォルクスワーゲン(VW)のミュラー最高経営責任者(CEO)は、来年の投資額を当初見通しから10億ユーロ(11億ドル)削減し120億ユーロ(128億ドル)とする方針を示した。従来計画から約8%縮小する。
排ガス不正問題に絡む制裁金や訴訟、リコール(回収・無償修理)などの費用は約400億ユーロに膨らむとの見方も出ており、投資を抑制しコスト吸収を図る。同社が投資を削減するのは2009年の金融危機以来。
ただ、電気自動車(EV)やハイブリッド車などへの投資は従来見込みより1億ユーロ増やすとした。
VWはこれまで、数年単位で投資額見通しを公表してきたが、今回は来年分のみにとどまり、内訳の研究開発(R&D)予算についても明らかにしなかった。
ミュラーCEOは「投資の優先順位を徹底的に見直し、絶対に不可欠なもの以外は中止か延期とする」と述べた。