[マニラ 18日 ロイター] - カナダ新政権は18日、前政権が環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意を受けて発表した総額43億カナダドル(32億ドル)の農家支援策を見直す方針を示した。
フリーランド国際貿易相が18日、マニラで記者団に明らかにした。TPPをめぐっては、カナダの新政権が批准を目指すかどうか不透明感が強まっている。
カナダでは、先月の総選挙で自由党が勝利。自由党政権は6000ページに及ぶTPP文書を精査する方針を表明したほか、大筋合意の内容について、パブリックコメントを募集する意向も示している。
農家支援策は、TPPで影響を受ける農家に対し15年間にわたって損失を補てんする内容。修正すれば、農家の反発を招く公算が大きい。
同相は「どのような補償をすべきか見直している。補償の重要性は認識している」としたうえで「政府は合意全体の精査を進めている最中で、現時点で特定の対策を約束することは不適切だ」と述べた。