[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は6日続伸した。前日の米国株は高安まちまちとなったが、外為市場では円安基調が継続。短期的な過熱感が意識されながらも指数は底堅く推移し、取引時間中としては約2カ月半ぶりに一時1万9700円台を回復した。
日本郵政<6178.T>が新高値を付けたことも投資家心理の改善につながった。TOPIXは反発した。
年内の米利上げへの観測が強まるなか、ドル高/円安の傾向が続くとの見方も支えとなり、主力株は総じて堅調に推移した。クレディ・スイスが新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6S」の部品発注量減を指摘したことで序盤は軟調だったアップル<AAPL.O>関連株も、村田製作所<6981.T>やTDK<6762.T>などは切り返す動きをみせた。
騰落レシオ(東証1部、25日平均)が130%超となるなど、テクニカル指標は過熱感を示しながらも、大引けにかけて指数はプラス圏を維持した。日本郵政は上場翌日の5日に付けた高値を上回り、前日比5.4%高の1851円で取引を終了。不動産分野での成長期待が意識されたという。
市場からは「止まるべきチャート上の節目をあっさりと超える展開が続いている。週末のオプションSQ(特別清算指数)算出を前に、短期筋を中心にポジション調整に向けた買い戻しの動きも見られる」(水戸証券投資情報部長の須田恭通氏)との声が出ている。
個別銘柄では三菱重工業<7011.T>がしっかり。国産小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の初飛行が11日午前に実施されたことで、関心が向かった。東レ<3402.T>や住友精密工業<6355.T>、ナブテスコ<6268.T>、ジャムコ<7408.T>など関連各社も上昇した。
半面、ニチイ学館<9792.T>が急落。10日、2016年3月期通期の連結業績予想を下方修正したと発表し、嫌気された。介護部門における人手不足の影響で、サービス利用者が想定を下回って推移したという。同じく通期業績予想を下方修正した住友金属鉱山<5713.T>も大幅続落となった。
東証1部騰落数は、値上がり1243銘柄に対し、値下がりが557銘柄、変わらずが112銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 19691.39 +20.13
寄り付き 19602.01
安値/高値 19602.01─19724.12
TOPIX<.TOPX>
終値 1595.32 +5.84
寄り付き 1584.16
安値/高値 1583.76─1598.9
東証出来高(万株) 213534
東証売買代金(億円) 24447.61
(長田善行)