[ワシントン/東京 10日 ロイター] - キャロライン・アトキンソン米大統領次席補佐官(国家安全保障、国際経済担当)は10日、一部米議員が要請する環太平洋連携協定(TPP)再交渉の可能性を排除し、いかなる再交渉も合意全体を脅かしかねないとけん制した。

アトキンソン次席補佐官は「TPP再交渉という選択肢はない」と言明した。各国が交渉で獲得した結果は、市場アクセスという観点において他国が獲得したものとの均衡が保たれ、すべての問題が密接に関連していることから、個別の問題をめぐり再交渉することは不可能との見解を示した。

米議会上院財政委員会のハッチ委員長(共和党)は前週、議会で十分な支持を得られないようであれば、TPPの再交渉を行う必要がある可能性があるとの見解を示した。

甘利明TPP担当相も10日、「合意のやり直しはあり得ない」とし、TPP合意はさまざまなものが複雑に絡み合っており、部分的な再交渉によって全体が崩壊しかねない「ガラス細工」のようなものと強調した。

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