[東京 9日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>の株主である米カリフォルニア州教職員退職年金基金(CalSTRS)は、トヨタが計画している「AA型種類株式」(譲渡制限付き非上場種類株式)発行について、海外の投資家に閉ざされているとして、反対する意向を明らかにした。
トヨタは、「AA型種類株式」を発行できるようにするため、16日の定時株主総会に定款を変更する議案を付議している。定款変更には、総会の特別決議で3分の2以上の賛成が必要だ。
CalSTRSの保有するトヨタ株は430万株で、保有比率はわずか0.1%だが、米国で2番目に大きい公的年金基金であり、知名度がある。
この種類株発行をめぐっては、CalSTRSに先立ち、機関投資家の議決権行使を助言する米インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)が反対を表明。一方、米グラスルイスはトヨタが資金調達の手法を多様化できる、として賛成を表明している。
トヨタは4月、「AA型種類株式」の発行登録書を提出したと発表。発行の目的について、中長期的にトヨタ株主となり得る個人投資家の拡大を狙うほか、調達した資金を燃料電池車の開発や次世代技術のための研究開発に充てる、としている。