[バジェ・デ・ブラボ(メキシコ) 28日 ロイター] - メキシコのぺニャニエト大統領が当局に提出した資産申告で、所有不動産の入手方法に虚偽があったことが明らかになった。大統領の資産をめぐる議論が高まりそうだ。
大統領は2013年の申告で、問題の不動産を父親からの「寄付」だとしていた。同大統領はこの年、透明性向上と説明責任強化の一環として資産申告書を公表したが、それ以降、2度この申告を更新している。
ロイターが確認した文書によると、大統領は実際にはこの不動産(バジェ・デ・ブラボにある1000平方メートルの土地)を1988年に第三者から購入。1120万ペソ(当時約5000ドル相当)を支払ったが、資産申告書で同不動産の価値は1万1200「旧」ペソ(約5ドル相当)と記載されている。
大統領がなぜこの不動産を寄付として、価値を低く申告したかは明らかでない。申告書にはほかに8つの不動産が掲載されており、このうち5つが寄付となっている。ロイターはこれら5つの不動産が正確に申告されているかどうか確認できていない。
この報道を受けて、ぺニャニエト大統領の報道官はロイターの記者に宛てた書簡をウェブサイトに掲載。問題の不動産について、寄付であり、大統領の父親がぺニャニエト氏の名前で購入したと説明している。