[ロンドン 7日 ロイター] - 米銀のシティグループ<C.N>とJPモルガン・チェース<JPM.N>は今年、株式部門の市場シェア拡大を狙う。金融市場トレーディングの勢いが増す中、技術投資や新規採用を進める考えを示した。

両行の幹部がロイターに語った。経済成長に向けた欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れ策公表を背景に、投資銀行のトレーディング部門で楽観的な姿勢が強まったとも受け止められている。

シティの欧州・中東・アフリカ(EMEA)株部門の責任者、ティム・ゲートリー氏は「技術投資を続け、数人の上級職を採用しており、今年の市場シェア拡大を見込んでいる」と語った。

同行は、主要顧客やヘッジファンドの利用拡大に向けた取り組みを進めているという。

JPモルガンのEMEA株販売部門の責任者、マイケル・ウィルソン氏は「主に抱き合わせ販売を通じて、市場シェア拡大を狙っている。(ヘッジファンドの運営を支援する)プライム・ブローカレッジは大きな(事業)機会だ」と話した。スペシャリスト・セールスなどの部門で投資や採用活動を進めているとも説明した。

欧州でもドイツ銀行が、株式トレーディング部門への投資計画を打ち出している。

債券市場の大半で利回りがゼロ近辺となっていることで、株式への投資妙味が増し、プラスのトレーディング環境が続くと、シティのゲートリー氏は見通す。

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