[東京 7日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べややドル高/円安の119円半ばだった。米雇用統計の発表を明日に控えて積極的にポジションを傾ける動きは限られたが、ドルが下がったところでは連休明けの輸入企業などから買い注文が入り、下値の堅さも確認された。
ドル/円は日本が休日の5月5日に120.51円まで上昇したものの、その後はじりじりと下げ、きょうの東京時間を119円半ばで迎えた。日経平均株価が反落スタートとなる中、米10年債利回りなどをにらみながら午前10時前に一時119.32円まで下落したが、その後は下げ渋り、正午にかけて119円半ばを回復した。
8日に米雇用統計の発表を控え、一部で模様眺めのムードもあるという。このところドル/円は118.50─120.50円でのレンジ推移が続いており、「今の水準はレンジの真ん中あたりなので、あわてて手を出さなくても大丈夫という人が多い」(邦銀)との指摘も出ていた。
明日にかけては英総選挙の動向も注目されている。事前調査によると、労働党と保守党の支持率はきっ抗しており「政局の不透明感が強まればポンド売りのシナリオだが、どのような結果になるかは予想できない」(国内金融機関)という。
<豪ドル/米ドルが一時下落、豪就業者数が予想外の減少>
午前10時半にオーストラリア連邦統計局が発表した4月の雇用統計は、就業者数が前月比2900人減で、ロイターがまとめた市場予想(5000人増)を下回った。0.7950米ドル付近で推移していた豪ドルは一時0.7925米ドルまで下落した。
ただ、失業率は6.2%と予想と一致しており、下げた後は買い戻された。
5日には、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の2.0%とすることを決定した。豪ドルは利下げ発表を受けていったん0.7798米ドルまで下落したものの、緩和サイクルが終了したのではないかとの思惑からすぐに上昇に転じた。
<ユーロ/ドルは買い戻し基調、2カ月超ぶり高値圏>
ユーロ/ドルは1.13ドル前半から半ばで推移したが、前日には一時1.1371ドルまで上昇し、2月26日以来、2カ月超ぶりの高値をつけた。欧州国債利回りの上昇でユーロ需要が高まる一方、4月の米ADP民間雇用者数が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期を遅らせるとの見方が広がった。
市場では「欧州の景況感が改善してきて、ユーロが買い戻し基調になっている。ユーロの買いトレンドが変わらないと、ドル/円でもドル買い/円売りムードが高まりにくい」(外為アナリスト)とされ、ドル/円は118─121円のレンジ相場が続きそうだとの指摘が出ていた。
ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
正午現在 119.58/60 1.1334/38 135.54/58
午前9時現在 119.39/41 1.1338/42 135.37/41
NY午後5時 119.44/50 1.1346/48 135.54/58
(為替マーケットチーム)