[ワシントン 4日 ロイター] - 米商務省が4日発表した3月の米製造業新規受注は前月比2.1%増と、昨年7月以来8カ月ぶりの大幅な伸びとなった。輸送機器の需要が全体水準を押し上げた。ただ、ドル高の影響で基調は依然として弱い。
市場予想は2.0%増だった。2月の数字は当初発表の0.2%増から0.1%減に下方修正された。
FTNフィナンシャルの首席エコノミスト、クリス・ロー氏は「製造業にとっては厳しい冬だった。昨年末からのドル高は依然として打撃となっているようだ」と分析する。
変動の激しい輸送機器を除く受注は横ばいだった。2月は0.1%増だった。
製造業はドル高と原油安による打撃を受けており、多国籍企業や石油会社の業績を圧迫している。
民間設備投資の先行指標となるコア資本財(資本財から国防関連と航空機を除く)の受注は0.1%増だった。
国内総生産(GDP)で企業の設備投資を計算するのに使われるコア資本財の出荷は0.4%減だった。
ウェルズ・ファーゴ証券のエコノミスト、ティム・クインラン氏は「景気の後退期以外で製造業にまつわる状況がここまで悪いことは滅多にない」としながらも「今年は徐々に状況が改善するとの見方は変わらない。原油安に伴う企業活動の落ち込みは終わろうとしており、再び原油価格が著しく落ちるということはないだろう」と述べる。
*内容を追加して再送します。