──「金づる」のケースで、アメリカの留学生は学費が非常に高いイメージがあるが、そういうことか。
アメリカもそうだが、特に顕著だったのはイギリスだ。イギリスは2010年頃まで、留学生を基本的に敵視する政策を取っていた。留学生は「インチキ留学生」で、留学を隠れみのに働いたり、永住しようとする存在だと見なされていた。
そのため、留学生は厳しく管理し、卒業したら必ず帰らせる。将来的な人材とは考えず、滞在中にできるだけ授業料を取る、という発想だった。イギリスの留学生政策を研究した本には、「留学生をキャッシュ・カウと見なしている」と書かれていて、日本語にすると「金づる」だ。
イギリスは留学生の卒業後の就職率や残留率が非常に低い。留学志望理由でも、「そのままイギリスで就労を目指す」と書くと落とされる、という話すらあった。
先進国では留学生向けに学費を高く設定している国が多いが、日本は基本的に二重学費を取っていない。ただし、英語圏はもともと魅力が強く、価格競争力がある。高くしても来る、という事情もある。
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