スターバックスのコンセプトはイタリア生まれ

ブランディングのお手本として紹介されることも多いスターバックス(Starbucks)。実は、1971年にアメリカのシアトルで創業された当初はカフェではなく、コーヒー豆の販売がメインのお店でした。

そんなあるとき、スターバックスでマーケティングを担当していたハワード・シュルツは、出張で訪問したイタリアの街の至るところにあった「エスプレッソバー」に衝撃を受けます。

そこはただコーヒーを飲むだけのカフェではなく、集まった人々が語り合い、思い思いの時間を過ごす「社交の場」でした。

当時のアメリカにそのような場所はなく、「コーヒーで人と人をつなぐ体験を提供したい」と思ったシュルツは、経営陣に「こんな場所をつくりたい」と提案しました。

しかし、経営陣は反対。諦めきれなかったシュルツは、独立してカフェをオープン。自分が思い描いていた、イタリア式のエスプレッソバーとアメリカの生活文化を融合させたような店舗を開店したのです。

そこには、従来のカフェともレストランとも違う空気があり、「職場と家庭の間にある、心が休まる場所」であったと言われています。

「コーヒー」ではなく「つながり」を売る