「注目すべきは、1カ月間断酒できなかった人にも、精神的な変化が顕著にみられた点です。この取り組みは誰にとっても有益であることが示されました」

アルコール摂取に関する研究を実施する「Center for Alcohol and Addiction Studies(CAAS)」の主導で行われた本調査で、短期間の断酒であっても、身体に大きな変化をもたらすことが裏付けられた。

睡眠・集中力・肝機能に改善効果も

1カ月間完全にアルコールを断った人々は、睡眠の質の向上や気分の安定、肝機能や血圧の改善、さらには体重減少を報告している。集中力の向上やエネルギー回復も実感する声が多かった。

完全な断酒をしなかった場合でも、飲酒量や頻度を減らしただけで同様の効果が得られている。

また、公式イベントに登録し、提供されたツールを使って禁酒に取り組んだ人は、自主的に始めた人よりも1カ月の断酒を成功させる割合が高く、その後の飲酒量も抑制される傾向が強かった。

1カ月の断酒を通じて、長期的な節度ある飲酒習慣につながるとして、ストロウジャー研究員は次のようにも述べる。

「多くの参加者は、その後も飲酒量を増やすことなく、少ない状態を維持しています。(...)ドライ・ジャニュアリー(Dry January)は、アルコールとの関係を見つめ直す契機になります。自分の心身や人間関係、生活全体に与える影響を再考するきっかけになるのです」

次のステップは「若年層」へのアプローチ