サクソンは、AUDと過食にも類似点があるとみている。肥満や太りすぎもAUD同様、病気ではなく意志が弱いせいとされがちだ。
だがオゼンピックのように、重い副作用があるにもかかわらず肥満治療薬としてブームになった薬もある。報道や製薬会社の広告で薬のことを知った患者が、医師に処方を希望するためだ。「これらの薬は広告の効果で肥満治療の選択肢として認識されたが、AUD治療薬にはそれがない」と、バーンスタインは言う。
ナルトレキソンは安価な上、オゼンピックと違って普通は保険が利く。だが広告の後押しがないため、患者の意識向上は医師の役目になる。「いつか衝動的にまた飲むかも。アルコールを禁断の果実扱いしていないのがいい」と、レインは言う。「ナルトレキソンで依存症が消える感じ。解放されるの」
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