──日常生活では、どのようなエシカル消費を実施していますか?

藤田:2つの選択で悩んだとすれば、「どちらのほうがより環境に配慮しているか」という視点は持っています。例えば、安くておいしいチョコレートとフェアトレードの認証を取っているチョコレートだと後者を選ぶ、とか。

鈴木:私も食べることがすごく好きで、どうせ食材や調味料を買うなら「心地よいもの」がいいなと思っています。だから、ちょっと値段は張るのですが、オーガニック製品が置いてあるスーパーによく行きます。普段見ないものもたくさんあって、自分の中では楽しみながらエシカル消費を行っていますね。

宮沢:ものを選ぶ際の視点ももちろん大事ですが、そもそも消費をしないことを心掛けています。例えばネットショップで欲しいものを注文カゴに入れた後、1カ月後も欲しかったら買うようにしていますね。

児玉:私も宮沢さんと同じで、大好きな化粧品を家族や友達とシェアして使うことで、買う量を抑えています。ただ、自分の中で我慢することはサステナブルじゃないなって思うので、どうしても欲しいなと思ったら買いますよ。

鈴木:私もいわゆる「ファストファッション」と言われるものを買ったり、ペットボトルやプラスチックのストローを使ったりする時があります。ただ、そういう時に意識するのは、自分が使ったその先で何が起っているかということ。きちんとリサイクルボックスに入れられるのならいいですが、そうでなかったら家に持って帰って分別する。資源が循環されるように使いたいなとは思っています。

宮沢:過度な我慢や制限をする必要はないけど、ここから先は自分の中で心地よくない......みたいな、「バランス感」は重要だよね。

──SDGsの観点から、注目している商品やブランドはありますか?

宮沢:「ファッション・スワップ」といって、無料の洋服交換会が最近増えているので、よく足を運んでいます。

会社でいうと、注目しているのはアメリカ発のスニーカーブランド「Allbirds(オールバーズ)」。従来の靴に多く使用されていたプラスチックを天然素材に置き換え、メリノウールやユーカリ、カニの殻などを使ったシューズなどを製造販売しています。

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ユーカリ由来のメッシュ素材を使用した「Allbirds」の新作スニーカー「Tree Runner Go(ツリーランナーゴー)」 ©Allbirds

藤田:僕はサッカーが好きで、年間で10回ほど観戦に行きます。観戦中はどうしてもペットボトルの消費が多くなってしまいますが、 僕が好きなFC東京というチームは、スタジアムで出たペットボトルのゴミの一部をユニホームにリサイクルしています。 ファンや選手が見える状態でリサイクルを行う取り組みが印象的でした。

児玉:化粧品でおすすめなのは、「7NaNatural(ナナチュラル)」と「SHIINA organic(シイナオーガニック)」。7NaNaturalは、使用済みの容器を回収・リサイクルして新たな資源へと生まれ変わらせることを前提に製品を開発しています。自然由来100%の商品をオンラインショップで購入した後、同封されている封筒でパッケージを入れて返送できるのが面白いなと思っています。

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「7NaNaturalのヴィーガン仕様カラースティック ©メディアジーン

SHIINA organicは環境活動家が立ち上げたブランドで、オーガニックコスメの世界基準であるコスモス認証(エコサート)を取得した口紅を作っています。

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