この仕事のいいところは何か。1つは、MLBの選手と同じような扱いを受けられることだ。
水原はインタビューの中で、通訳になったのは野球が大好きで、ずっと野球に関わっていたかったからだと語っていた。大谷と過ごしたことで、彼はまさにその夢をかなえた。打撃練習エリアやブルペンにも入ることが許され、世界的なスーパースターの右腕としての評価も得た。
通訳は選手と同じくチームのチャーター機で移動し、最高級のホテルに泊まり、豪華な食事にもありつける。しかし彼らの仕事は、24時間365日、休みがない。選手にとって通訳は、まさにアメリカでの「ライフライン」。自由になる時間は眠っている間だけと言っていい。
選手がアメリカの言葉や習慣に慣れれば、通訳の負担がいくらか減るケースもある。だが彼らの多くは選手に一番近い存在であり続け、言葉以外の面でもさまざまなサポートをしなくてはならない。
MLB通訳の仕事は華やかなものに見えるかもしれないが、誰にでも務まるものではない。
2024 The Athletic Media Company
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