<米大統領選挙に大きな影響を与えるといわれる米国の景気動向。それを左右する要因の一つがFRBの利下げのタイミングだ>

FRBは1月31日、金利を現在の5.25~5.5%で据え置くことを決定した。

これは、利上げサイクルが落ち着き、今年中に利下げが行われる可能性を示唆している。

利下げで借り入れコストが低下し、景気浮揚につながれば、再選を目指すバイデン米大統領の助けになるかもしれない。

FRBは声明で、「経済成長は堅調で、雇用は依然として強く失業率も低い状態を保っている」

とし、2%のインフレ目標達成に近づいていることも示唆。

パウエル議長は会見で、

「現在の引き締めサイクルがピークに達している可能性が高い」と述べた。

FRBはインフレを慎重に見極めるとし、利下げ開始時期は言及しなかったものの、市場では5月に利下げが行われるとの観測が強まっている。

今後数カ月で利下げが実施されれば、好調な米経済の勢いに拍車をかける可能性がある。

それは、経済運営能力に厳しい評価が付きまとうバイデンにとって、再選に向けた有利な材料となるだろう。

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