米証券取引委員会(SEC)のアカウントが不正アクセスを受けたことで、短文投稿サイトX(旧ツイッター)のセキュリティーを巡る懸念が再燃している。

9日に何者かが不正にアクセスして、SECが暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物に連動する上場投資信託(ETF)を承認したという偽メッセージを投稿。これを受けてビットコインが一時上昇した。SECはこの投稿が表示されてから約30分後に削除した。

米連邦捜査局(FBI)ニューヨーク事務所の元サイバーセキュリティー当局者で、セキュリティー会社ブルーボイアントの幹部であるオースティン・バーグラス氏は「SECのアカウントを乗っ取ってビットコインの市場価値に影響を与えることができるような場合においては偽情報の大きな機会がある」と指摘した。

Xのアカウントは、他のソーシャルメディアと同様にパスワードを盗んだりして不正にアクセスすることが可能だ。

Xのセキュリティーを巡っては米実業家イーロン・マスク氏が2022年10月に当時のツイッターを買収する以前から懸念されてきたが、元従業員によると買収後にセキュリティー環境は悪化している。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
アカデミー賞受賞作『プーチンの愛国教室』独占試写会 50名様ご招待
アカデミー賞受賞作『プーチンの愛国教室』独占試写会 50名様ご招待
PR
ニューズウィーク日本版 ベトナム化するイラン戦争
2026年9月1日号(8月25日発売)は「ベトナム化するイラン戦争」特集。

曖昧すぎる目標、敵国の軽視、自国軍事力への過信……長期化・泥沼化したベトナム戦争との共通点

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます