だが両地域に暮らす多くのパレスチナ人の間では、自治政府への信頼が揺らいでいる。一部の世論調査によれば、06年にハマスが選挙に勝利してガザを掌握して以降、パレスチナ自治政府の支持率は下落している。

米海軍大学院のモハメド・ハフェズ教授は、多くのパレスチナ人は自治政府を「腐敗した無能な統治組織」と見なしていると指摘する。イスラエルと協力して、西岸地区のパレスチナ人を抑圧しているというのだ。

「パレスチナ自治政府は、もう以前のような正統性を持っていない」と、ハフェズは言う。「政治的な正統性のない彼らにガザを統治させれば、惨事につながる」

パレスチナ高官のマジダラニは、パレスチナ自治政府の内部に幅広い腐敗の問題があるという見方を否定。腐敗の罪に問われているのはネタニヤフのほうだと述べた。

さらに彼はネタニヤフに対し、イスラエルが戦闘終結後、暫定的にでもガザの事実上の支配を再開できると考えるのは誤りだとも警告した。

「ネタニヤフがガザをもう一度占領したいと考えても、受け入れられることはないだろう」と、マジダラニは言う。「パレスチナの人々だけでなく、ほかのアラブ諸国やアメリカを含む国際社会がそれを許さない」

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