数日前も近くの村である家が略奪に遭い、放火された。殺されたパレスチナ人も大勢いる。罪に問われないと分かっているから、入植者はこんなまねをするのだ。

私たちに逃げ場はない。パレスチナ自治政府は無力で、自分たちの領土でさえ入植者に手出しができない。

オスロ合意から30年がたっても西岸の60%は事実上イスラエルの占領下にあり、自治政府は関与できない。こうした地域で法を執行するのは、占領しているイスラエル当局の責任だ。市民を保護し平穏な生活を保障するのは彼らの役目だ。だが当局は国際法を破り、入植者がパレスチナ人を追い出すのを助けている。

私たちにはなすすべがない。現状に照らして考えるなら、パレスチナ人の未来は暗い。暗いどころか、私には未来が見えない。それでも自由主義世界の良心がこの状況を変え一筋の希望の光を見せてくれると信じ、どうにか私たちは生きている。

©2023 The Slate Group

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