<レザーブランド「Raffaello」の製造・販売を通じ、ジェンダーによる雇用や教育機会の格差や児童労働といった問題に取り組む>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

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株式会社FrankPRは、レザーブランド「Raffaello」の製造・販売を通じ、ジェンダーによる雇用や教育機会の格差や児童労働といった問題に取り組む企業だ。環境省と外務省のSDGsアワードをW受賞するなど、SDGsに対する取り組みは高く評価されている。

FrankPR松尾真希代表取締役
バングラデシュを訪れたFrankPR松尾真希代表取締役

女性の経済的な安定が、継続的な貧困問題解決のカギとなる

アジア最貧国と言われるバングラデシュは、現在もジェンダーによる雇用や教育機会の格差や児童労働といった問題を抱えており、シングルマザーは貧困に陥りやすい。結果的にその子どもも就学機会を喪失し、貧困の連鎖を生み出している。

こうした課題を解決すべく、株式会社FrankPRが2014年に立ち上げたのがレザーブランド「Raffaello」だ。製品は全て、女性の人権配慮や児童労働の撲滅に合意する職人や工房のもとで製造し、これまでに延べ700人以上の現地女性の雇用を創出してきた。

雇用した女性たちには熟練の革職人が皮革技術を伝え、世界で最も基準が厳しいと言われる日本品質の製品を制作できる一流の革職人として育成。高い技術を身につけることで、現地の革工房と比較して1.25倍以上の月給支給を実現している。

経済的に安定することで、子どもの教育にもお金を使えるようになるため、就学率の向上にもつながる。結果的に、貧困の連鎖を防ぐことができる。

革製品の販売を通じてサスティナブルな行動を促す