中国商務省は3日、一部のガリウムとゲルマニウム関連製品の輸出管理を強化すると発表した。国家安全保障と利益を守るためとしている。

ガリウムとゲルマニウムは半導体の材料で、中国政府が戦略金属に分類している。

商務省の声明によると、8月1日以降、8種類のガリウム関連製品(アンチモン化ガリウム、ヒ化ガリウム、金属ガリウム、窒化ガリウム、酸化ガリウム、リン化ガリウム、セレン化ガリウム、ヒ化インジウムガリウム)、6種類のゲルマニウム製品(二酸化ゲルマニウム、ゲルマニウムエピタキシャル成長基板、ゲルマニウムインゴット、ゲルマニウム金属、四塩化ゲルマニウム、リン化ゲルマニウム亜鉛)は輸出許可を得る手続きが必要になる。許可なく輸出したり、許可された量を超えて輸出した場合は処罰される。

米政府は高性能マイクロチップの対中輸出を巡り新たな制限を検討中とされ、中国の規制強化で米中のハイテク戦争はさらにエスカレートしている。

また米国とオランダは今夏、半導体製造技術の軍事転用を避けるため、半導体製造装置の対中輸出制限を強化する。

日本政府の対応

西村康稔経産相は4日午前の閣議後会見で、中国政府が前日に発表したガリウムやゲルマニウムなど半導体製造に使う鉱物資源の輸出規制について、中国側に意図や運用方針を確認する考えを明らかにした。

西村氏は「仮にわが国に対し、WTO(世界貿易機関)などの国際ルールに照らして不当な措置が講じられているということであれば、ルールに基づいて適切に対応していきたい」と述べた。

日本は5月、先端半導体製造装置の輸出管理を強化する措置を公布している。西村氏は中国の規制について「(日本の措置に)関連して講じられたものとは承知していない」と語った。

[ロイター]
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