ミャンマー西部に14日上陸したサイクロン「モカ」の被害でイスラム教徒の少数民族ロヒンギャを含む数百人が死亡した恐れがあると、市民や援助団体が16日明らかにした。

西部ラカイン州では最大風速が時速210キロに達し、州都シットウェでは家屋の屋根が剥がれたり、高波による浸水が発生するなどした。

被災地はロヒンギャが多く住む地域で、近年は軍の弾圧を逃れて隣国バングラデシュのキャンプに100万人以上が避難している。

ラカイン州の住民によると、少なくとも100人が死亡し、さらに多くの人が行方不明になっているほか、支援も届いていないという。隣国バングラデシュでもこの7カ月余りで最悪の停電に見舞われた。

ロイターは死者数を独自に確認できていない。

ニュースサイト「ミャンマー・ナウ」は数百人が死亡した恐れがあると伝え、援助団体も「相当数の死者」が出たと述べた。

このほか、民主派組織の「国民統一政府」の広報担当は「主にシットウェ周辺でロヒンギャ約400人の死亡が確認された」と明かした。

国営メディアは16日、軍事政権トップのミンアウンフライン総司令官がシットウェを訪れ、被害状況の確認したほか、寄付や対策を指示したと伝えた。

[ロイター]
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