<ロシアの被害の大きさが伝えられるが、ウクライナが負った傷も大きい。GDPや被害者数だけでなく、人口の3分の1が故郷を離れざるを得ないという「人的資源」の問題も>

侵攻開始から1年、ロシア陣営に誤算があったことは間違いないが、ウクライナ側が負った傷も決して小さくない。

ハーバード大学ベルファー科学・国際関係研究所が2月23日に発表した報告書によれば、ロシアはこの1年でウクライナの国土の11%を新たに占領し、現在は5分の1近くを支配下に置く。

ウクライナのGDPは35%減少し、エネルギーインフラの40%が破壊されたか、占領下にある。

ウクライナ兵の死傷者はロシア側とほぼ同じ13万人以上で、民間人も7000人以上が殺害された。また、人口の3分の1近い1340万人が故郷を離れ、800万人が国外に避難している。

35%

ウクライナのGDPの減少率

40%

破壊・占領されたエネルギーインフラの割合

13万人以上

ウクライナ兵の死傷者数

1340万人

故郷を離れたウクライナ人の数

【動画】ウクライナ戦争の1年を時系列で振り返る