<イラン革命防衛隊の精鋭コッズ部隊の司令官カセム・ソレイマニは2020年1月3日、当時の米トランプ大統領の命令による攻撃で殺害された>

イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が米軍の空爆で殺害されてから3年。命日の1月3日にイラン当局は、暗殺に関わった容疑者のリストを公開し復讐を誓った。

詳細は未公表だが、暗殺の地となったイラクの17人のほか、ドイツ人やイギリス人が含まれる。アメリカ人は94人で、特にイランが重視するのが殺害を命じたトランプ前大統領、当時のポンペオ国務長官とマッケンジー中央軍司令官だ。

「必要な証拠を司法当局が集めた。94人の被告について、少なくとも3冊の書類が準備できている」と、ガリババディ司法副長官は述べた。「誰も訴訟手続きを免れない」

政府は対米報復をあおるが、革命防衛隊が守ってきたイスラム教による統治体制は試練に立たされている。昨年9月、女性のヒジャブ着用をめぐって起きた抗議デモは今も沈静化していない。ソレイマニの命日には追悼式に参加する市民がいる一方で、彼のポスターを燃やしたり破ったりする国内外の反体制派がいた。

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